Appleギフトカードの残高は、iPhoneのApp Storeから30秒で確認でき、チャージ前のカードでもApple公式サイトで事前チェックが可能です。
デバイスごとに最適な確認方法があり、iPhone・iPad・Mac・PCそれぞれで手順が異なるため、自分の環境に合った方法を選ぶことが重要です。
残高が表示されないトラブルの90%以上は、コード入力ミスか店舗での未有効化が原因で、正しい対処法を知っていれば自分で解決できます。
この記事では、各デバイスでの確認手順から、トラブル時の対処法、機種変更時の引継ぎ方法まで、残高確認に必要なすべての情報を網羅的に解説します。
iPhone・iPadでAppleギフトカード残高を確認する方法
iPhoneやiPadをお持ちの方は、わずか30秒で残高を確認できる2つの方法があります。
App Storeアプリから確認する方法と、設定アプリから確認する方法で、どちらも同じ残高が表示されます。
ここでは、それぞれの手順を画面の見方とともに詳しく解説していきます。
App StoreでAppleギフトカード残高を確認する手順
App Storeを使った確認方法は、最も一般的で分かりやすい方法です。
- iPhoneまたはiPadのホーム画面から「App Store」アプリをタップして開く
- 画面右上にある自分のプロフィールアイコン(写真またはイニシャル)をタップ
- アカウント画面が表示され、上部に「Apple IDクレジット: ¥○○○」という形で残高が表示される
- 残高が0円の場合は「ギフトカードまたはコードを使う」のみが表示される
この方法は、App Storeで買い物をするついでに残高を確認できるため、最も頻繁に使われる確認方法です。
プロフィールアイコンの位置は、iOS 15以降では右上固定ですが、古いバージョンでは右下にある場合もあります。
残高の反映はリアルタイムで行われるため、アプリ購入や音楽購入の直後でも正確な金額が確認できます。
設定アプリでAppleギフトカード残高を確認する手順
設定アプリからの確認方法は、App Storeを開かずに残高をチェックしたいときに便利です。
- iPhoneまたはiPadのホーム画面から「設定」アプリをタップ
- 画面最上部に表示されている自分の名前(Apple ID)をタップ
- 「メディアと購入」をタップし、次の画面で「アカウントを表示」を選択
- Face IDまたはTouch IDで認証後、画面中央に「アカウント残高」が表示される
この方法の利点は、Apple IDの管理画面から確認できるため、支払い方法の変更など他の設定と合わせて確認できる点です。
App Store経由とは異なる画面遷移ですが、表示される残高は全く同じ金額になります。
どちらの方法を使っても確認できるため、そのとき開いているアプリに近い方を選ぶと効率的です。
Mac・PCでAppleギフトカード残高を確認する方法
パソコンから残高を確認する場合、MacとWindowsでは使用するアプリが異なります。
Macの場合はApp Storeアプリ、Windows PCの場合はiTunesまたはブラウザを使用します。
ここでは、それぞれのデバイスに適した確認方法を、初心者でも迷わない手順で説明します。
MacのApp StoreでAppleギフトカード残高を確認する手順
Macでは、iPhone同様にApp Storeアプリから残高を確認できます。
- Dockまたはアプリケーションフォルダから「App Store」を起動
- 画面左下にある自分の名前またはApple IDをクリック
- 「アカウント設定」をクリックすると、サインイン画面が表示される場合はパスワードを入力
- アカウント情報画面の上部に「Apple IDクレジット: ¥○○○」と残高が表示される
macOS Monterey(12.0)以降では、画面レイアウトが若干異なる場合がありますが、左下のアカウント名から入る点は共通です。
Macの大きな画面で確認できるため、残高とともに購入履歴も一覧で見やすいメリットがあります。
この方法なら、App Storeでアプリを探しながら残高を同時に確認できるため効率的です。
PCのiTunes StoreでAppleギフトカード残高を確認する手順
Windows PCでは、iTunesアプリまたはブラウザから残高を確認する2つの方法があります。
| 確認方法 | 必要なもの | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| iTunesアプリ | iTunes(無料) | 約1分 | アプリ起動が必要だが操作は簡単 |
| ブラウザ | なし | 約30秒 | インストール不要で最速 |
iTunesアプリを使う方法
- PCでiTunesを起動し、画面上部の「アカウント」メニューをクリック
- 「マイアカウントを表示」を選択し、Apple IDとパスワードでサインイン
- アカウント情報画面が開き、「Apple IDの概要」セクションに残高が表示される
- 残高の横に「チャージ」ボタンがあり、そこからギフトカードのコード入力も可能
アプリ起動が面倒でなければ、簡単に確認できる方法です。
ブラウザを使う方法
ブラウザで確認する場合は、Apple公式サイト(apple.com/jp)にアクセスし、右上の「アカウント」からサインインすれば、同様に残高を確認できます。
iTunesをインストールしていない方は、ブラウザ経由の方が手軽です。
どちらの方法でも表示される残高は同じなので、普段使い慣れている方を選択してください。
チャージ前のAppleギフトカード残高確認方法
Apple Accountに登録する前の未使用カードでも、残高を事前に確認できる方法があります。
これは、プレゼントでもらったカードが使用済みかどうか確認したい場合や、買取店に出す前に金額を知りたい場合に便利です。
ここでは、Apple公式の残高確認ページを使った安全な確認方法を解説します。
Apple公式サイトで未使用カードの残高を確認する手順
未使用カードの残高は、Apple公式の専用ページで確認できます。
- ブラウザで「Apple ギフトカード 残高確認」と検索し、apple.com/jp/shop/gift-cardsのページにアクセス
- ページ右上の「残高を確認する」ボタンをクリック
- Apple Accountへのサインインが求められるため、自分のApple IDとパスワードを入力
- カード裏面のスクラッチ部分を削り、表示された16桁の英数字コードを入力して「残高を確認」をクリック
入力画面では、ハイフン(-)なしで16桁を連続して入力する必要があります。
残高がある場合は金額が表示され、すでにアカウントに登録済みの場合は「このコードは使用済みです」と表示されます。
この確認作業を行っても、コードがアカウントに登録されることはないため、安心して確認できます。
未使用Appleギフトカードの残高確認時の注意点
未使用カードを確認する際は、コード入力ミスを防ぐための注意が必要です。
| 見間違いやすい文字 | 正しい判別方法 |
|---|---|
| 0(ゼロ)とO(オー) | 0は細長く、Oは丸い |
| 1(イチ)とI(アイ)とl(エル) | 1は直線、Iは上下に横線、lは細い縦線 |
| 8(ハチ)とB(ビー) | 8は縦長、Bは左側が直線 |
| 5(ゴ)とS(エス) | 5は上部が直線、Sは曲線のみ |
コードは必ず正確に入力し、特にアルファベットと数字が混在する箇所では1文字ずつ確認しましょう。
スクラッチを削る際は、コインなどで強くこすりすぎると下のコードまで傷つける可能性があるため、軽い力で慎重に削ってください。
確認後にエラーが表示される場合、コード入力ミスか、購入店舗でのレジ有効化がされていない可能性があります。
Appleギフトカード残高が確認できない時の対処法
残高確認時にエラーが出る、または残高が表示されないトラブルは珍しくありません。
原因は主に3つに分類され、それぞれ適切な対処法を実行すれば解決できます。
ここでは、トラブルの原因を特定し、自分で解決できる方法から順番に試していきましょう。
コード入力ミスによる確認エラーの対処法
16桁のコード入力ミスは、残高確認エラーの最も多い原因です。
- カード裏面のコードを再確認し、0とO、1とIなど見間違いやすい文字を1文字ずつチェック
- スマートフォンのカメラでコードを撮影し、拡大して確認する
- 入力欄にコピー&ペーストできる場合は、手入力ではなくペースト機能を使う
- それでもエラーが出る場合は、別のデバイス(PCからスマホ、またはその逆)で試す
コードの入力は、スペースやハイフンを入れずに16桁を連続で入力する必要があります。
自動的にハイフンが挿入されるフォーマットもありますが、その場合は画面の指示通りに入力してください。
3回以上連続でエラーが出る場合は、コード以外の原因(未有効化やシステム障害)を疑うべきです。
カード未有効化による確認エラーの対処法
コンビニや家電量販店で購入したカードは、レジで有効化処理が必要です。
有効化されていないカードは、コードを入力しても「無効なコード」というエラーが表示されます。
- 購入時のレシートを確認し、「ギフトカード有効化済み」などの記載があるか確認
- レシートに有効化の記載がない場合は、購入店舗にレシートとカードを持参
- 店舗スタッフに「ギフトカードが有効化されていない」と伝え、再処理を依頼
- 購入から時間が経過している場合は、購入日時とレジ番号を伝えると対応がスムーズ
コンビニでは、レジでバーコードをスキャンした後、決済完了時に自動的に有効化されます。
しかし、レジのシステムエラーや通信不良で有効化処理が完了しないケースも年間数千件報告されています。
購入後すぐに残高確認を行い、エラーが出た場合は購入店舗に即日連絡することで、スムーズに解決できます。
システム障害・反映遅れによる確認エラーの対処法
Apple側のサーバー混雑やメンテナンス中は、残高の反映が遅れることがあります。
通常、ギフトカードのチャージは即座に反映されますが、システム障害時は最大24時間かかる場合もあります。
- Appleシステム状況ページ(apple.com/jp/support/systemstatus)にアクセスし、「App Store」や「iTunes Store」に障害が発生していないか確認
- 障害が発生していない場合は、デバイスを再起動してから再度確認
- Apple IDから一度サインアウトし、再度サインインすることで残高が更新される場合もある
- 24時間経過しても反映されない場合は、次のセクションで紹介するサポート連絡を検討
新型iPhone発売日やApple製品の大型セール期間中は、アクセスが集中して反映が遅れる傾向があります。
特に年末年始や大型連休期間は、ギフトカードの利用が平常時の3倍に増加するため、反映に数時間かかることも珍しくありません。
焦らず、まずは12時間程度待ってから再確認することをおすすめします。
どうしても確認できない時の最終手段
上記の対処法をすべて試しても解決しない場合は、Appleサポートへの問い合わせが最終手段です。
| 問い合わせ方法 | 受付時間 | 対応速度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 電話サポート | 9:00〜21:00(年中無休) | 即時〜10分 | ★★★★★ |
| チャットサポート | 24時間 | 5〜15分 | ★★★★☆ |
| メールサポート | 24時間受付 | 12〜48時間 | ★★☆☆☆ |
電話でのサポート連絡先は、0120-277-535(通話無料)で、音声ガイダンスに従って「ギフトカード」を選択します。
問い合わせの際は、以下の情報を手元に準備しておくとスムーズです。
- Appleギフトカードの16桁コード(カード裏面)
- 購入店舗名と購入日時
- 購入時のレシート(可能な場合)
- 使用しているApple ID(メールアドレス)
- エラーメッセージの内容(スクリーンショットがあれば理想的)
Appleサポートは、カードの有効化状況や残高をシステムで確認でき、その場で問題を解決してくれるケースが多いです。
機種変更後のAppleギフトカード残高確認・引継ぎ方法
iPhoneやiPadを新しい機種に変更した際、残高は自動的に引き継がれる仕組みになっています。
ただし、正しい手順を踏まないと残高が表示されないトラブルも発生するため、事前の確認が重要です。
ここでは、機種変更前の準備から新端末での確認方法まで、失敗しない手順を解説します。
機種変更後に残高が引き継がれる仕組み
Appleギフトカードの残高は、デバイスではなくApple Accountに紐づいて保存されています。
そのため、新しいiPhoneやiPadで同じApple IDにサインインすれば、自動的に残高が表示される仕組みです。
機種変更前に確認すべきことは、現在使用しているApple ID(メールアドレス)とパスワードの2つだけです。
この情報さえ分かっていれば、新端末でサインインするだけで、過去の購入履歴も含めてすべてのデータが引き継がれます。
機種変更後に残高が表示されない時の対処法
新しい端末にサインインしても残高が表示されない場合、以下の原因が考えられます。
| 原因 | 確認方法 | 対処法 |
|---|---|---|
| 別のApple IDでサインイン | 設定→最上部の名前を確認 | 正しいApple IDで再サインイン |
| サインイン未完了 | 設定→「サインイン」が表示される | Apple IDとパスワードを入力 |
| 残高の同期遅れ | – | 端末を再起動して30分待つ |
| 旧端末から完全にサインアウトしていない | 旧端末の設定を確認 | 旧端末からサインアウト |
| ネットワーク接続の問題 | Wi-Fiまたはモバイルデータを確認 | ネットワークに再接続 |
最も多い原因は、家族のApple IDや古いApple IDで誤ってサインインしているケースです。
設定アプリの最上部に表示されている名前が自分のものか、必ず確認してください。
正しいApple IDでサインインしているのに残高が表示されない場合は、一度Apple IDからサインアウトし、再度サインインすることで解決することがほとんどです。
Appleギフトカード残高に関するよくある質問
- Appleギフトカードの残高確認にApple IDは必要ですか?
-
チャージ済みの残高を確認する場合はApple IDが必須ですが、未使用カードの確認にはApple IDなしでも可能です。
Apple Accountに登録した残高は個人のアカウントに紐づいているため、サインインしなければ確認できません。
一方、まだチャージしていないカードの残高は、Apple公式サイトの専用ページで16桁コードを入力するだけで確認できます。
- Appleギフトカードの残高に有効期限はありますか?
-
日本国内で販売されているAppleギフトカードには、基本的に有効期限はありません。
一度チャージした残高は、何年経過しても消滅することなく、いつでも使用できます。
ただし、企業キャンペーンなどで配布される特別なギフトコードには有効期限が設定されている場合があるため、コード記載の注意事項を確認してください。
- Appleギフトカードの残高が表示されない時はどうすればいいですか?
-
まずコード入力ミス(0とO、1とIの見間違い)を確認し、それでも表示されない場合はカードの有効化状況を確認してください。
購入店舗でレジ処理が完了していない未有効化カードは、購入時のレシートを持って店舗に相談すれば再処理してもらえます。
それでも解決しない場合は、Appleサポート(0120-277-535)に連絡し、カードの16桁コードを伝えることで状況を確認してもらえます。
- ファミリー共有でAppleギフトカードの残高は共有されますか?
-
ファミリー共有を設定していても、Appleギフトカードの残高は個人のApple Accountに紐づくため共有されません。
ファミリー共有で共有されるのは、App Storeでの購入コンテンツ(アプリ、音楽、映画など)やiCloudストレージプランのみです。
家族間で残高を共有したい場合は、購入したいコンテンツを家族の誰かが代表して購入し、それを家族全員で共有する方法が現実的です。
- Apple AccountなしでもAppleギフトカードは使えますか?
-
Apple実店舗(Apple Store)では、Apple Accountなしでもカード本体を現金同様に使用できますが、オンラインでの利用には必ずApple Accountが必要です。
実店舗での支払い時は、レジでカードを提示するだけで、カードに印字された金額分を商品代金から差し引いてもらえます。
しかし、App Storeでのアプリ購入やApple Music、iCloud+などのサービス利用には、カードをApple Accountにチャージする必要があるため、アカウント作成が必須条件です。
まとめ:Appleギフトカード残高を正しく確認しよう
Appleギフトカードの残高確認は、iPhone・iPadならApp Store、PCならiTunesまたはブラウザから30秒で完了します。
チャージ前の未使用カードでも、Apple公式サイトで16桁コードを入力すれば残高を事前に確認できるため、買取やプレゼント前に必ずチェックしましょう。
残高が表示されないトラブルの多くは、コード入力ミスか店舗での未有効化が原因なので、まずはこの2点を確認してください。
機種変更後は、同じApple IDでサインインするだけで残高が自動的に引き継がれるため、特別な手続きは不要です。
