LINEポイントを銀行口座に直接出金したり、ATMで現金として引き出すことはできません。
しかし、PayPayポイントやギフト券に交換するルートを使えば、最終的に現金として手にすることが可能です。
本記事では、LINEポイントを現金化する5つの方法を換金率・手数料・スピードで比較し、あなたに最適な方法を見つけられるように解説します。
また、2025年4月のLINE Payサービス終了に伴う注意点や、失敗しないための重要ポイントもまとめました。
LINEポイントは直接現金化できない理由
LINEポイントはLINE社が独自に発行する電子ポイントであり、法律上「お金」として扱われないため銀行口座への出金機能がありません。
このため、必ず他のサービス(PayPayやギフト券)を経由して換金する必要があります。
LINEポイントと現金の違い
LINEポイントは資金決済法で定められた「前払式支払手段」に該当し、金融機関が管理する「お金」とは性質が異なります。
そのため、銀行のATMやオンラインバンキングで直接引き出すことができない仕組みになっています。
一方で現金は日本銀行が発行する法定通貨であり、どこでも自由に使用・換金できる点が大きく異なります。
この法的な違いが、LINEポイントを直接現金化できない根本的な理由です。
銀行口座への出金ができない仕組み
LINEポイントはLINE社のサーバー内で管理されるデジタルデータであり、銀行の口座システムとは接続されていません。
銀行口座に入金するには金融機関の認可と送金システムが必要ですが、LINEポイントにはこの機能が実装されていないのです。
例えば、楽天ポイントも同様に銀行口座への直接出金はできず、楽天キャッシュなど別のサービスを経由する必要があります。
つまり、ポイントサービス全般に共通する構造的な制限であり、LINEだけの問題ではありません。
LINE Pay残高との違いと2025年4月30日のサービス終了
LINE Pay残高は銀行口座への出金が可能でしたが、LINEポイントには出金機能がない点が最大の違いです。
さらに重要なのは、LINE Payが2025年4月30日をもってサービスを終了し、今後はPayPayへの移行が必須となることです。
従来はLINEポイントをLINE Pay残高にチャージできましたが、このサービスも2019年に終了しており、現在は利用できません。
そのため、LINEポイントを活用するには、PayPayポイントへの交換かギフト券購入という2つのルートしか残されていない状況です。
LINEポイント現金化方法の比較とおすすめランキング
LINEポイントを現金化する方法は大きく分けて5つあり、それぞれ換金率・手数料・スピードが異なります。
下記の比較表とランキングを参考に、あなたの目的に合った方法を選んでください。
| 現金化方法 | 換金率 | 手数料 | 現金化までの期間 | 難易度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| PayPayポイント→実店舗利用 | 実質100% | 無料 | 即時(交換後すぐ) | ★☆☆ | ★★★★★ |
| Amazonギフト券→買取業者 | 85-90% | 買取手数料込み | 即日~1営業日 | ★★☆ | ★★★★☆ |
| PayPay→ギフトカード→買取 | 80-88% | 買取手数料込み | 即日~1営業日 | ★★★ | ★★★☆☆ |
| PayPay証券→売却→出金 | 95-100%(相場次第) | 無料(値動きリスクあり) | 3-5営業日 | ★★★ | ★★☆☆☆ |
| その他ギフト券→実店舗利用 | 実質100% | 無料 | 即時(交換後すぐ) | ★☆☆ | ★★★☆☆ |
おすすめランキング
- PayPayポイントに交換して実店舗で利用:手数料無料・実質100%の換金率で最もお得
- Amazonギフト券に交換して買取業者に売却:85-90%の換金率で即日現金化が可能
- PayPayでギフトカード購入後に買取業者に売却:80-88%の換金率だが手順が多い
- その他ギフト券(スタバ・ローソン等)で実店舗利用:現金化ではないが実質的な節約効果
- PayPay証券で投資→売却→出金:値動きリスクがあるため上級者向け
この表から分かる通り、PayPayポイントに交換して実店舗で使う方法が、手数料ゼロで実質100%の価値を保てるため最もおすすめです。
一方で、どうしても銀行口座に現金が必要な場合は、Amazonギフト券経由での買取が85-90%の高換金率で即日対応できるため現実的な選択肢となります。
LINEポイントをPayPayポイント経由で現金化する方法
LINEポイントはPayPayポイントに手数料無料で交換でき、即時反映されるため最も効率的な現金化ルートです。
交換後は実店舗で現金同様に使うか、ギフトカードを購入して買取業者に売却する2つの選択肢があります。
PayPayポイントへの交換手順と手数料
LINEポイントからPayPayポイントへの交換は、手数料無料で1ポイント=1円の等価交換が可能です。
交換処理は即時完了し、交換後すぐにPayPayアプリで利用できる点が大きなメリットとなります。
最低交換額は1ポイントからで、1ポイント単位で自由に交換できるため端数を無駄にすることもありません。
ただし、PayPayアカウントを事前に作成しておく必要があり、LINEアカウントとの連携設定も必須となります。
交換手順
- LINEアプリを開き、ホーム画面右下の「ウォレット」をタップ
- 「LINEポイント」を選択し、ポイント履歴画面に移動
- 「使う」タブから「PayPayポイント」を探してタップ
- 交換したいポイント数を入力(1ポイント単位で指定可能)
- 「PayPayにログインして交換」をタップし、PayPayアカウントでログイン
- 連携に同意して「交換する」をタップすれば完了
上記の手順で約2-3分で交換が完了し、PayPayアプリを開くとすぐにポイントが反映されています。
方法①:PayPayを実店舗で現金同様に使う
PayPayポイントに交換後、全国のPayPay加盟店で支払いに使えば、実質的に現金化したのと同じ効果が得られます。
2024年時点でPayPay加盟店は410万店舗を超えており、コンビニ・スーパー・ドラッグストア・飲食店など日常生活で使える場所が豊富です。
例えば、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの大手コンビニ3社すべてで利用でき、食費や日用品の購入に充てることができます。
この方法なら換金率が実質100%で手数料もゼロのため、買取業者を使うより10-15%お得に活用できます。
方法②:PayPayでギフトカードを購入して買取業者に売却
PayPayポイントを使ってAppleギフトカードやGooglePlayカードを購入し、それを買取業者に売却することで現金化できます。
この方法は銀行口座に現金を振り込んでもらえるため、実店舗で使う予定がない人に適しています。
ただし、買取業者の換金率は80-88%程度のため、10,000円分のポイントを交換しても8,000-8,800円程度になる点に注意が必要です。
それでも即日振込に対応している業者が多く、急いで現金が必要な場合には有効な選択肢となります。
AppStoreでAppleギフトカードを購入(iOS限定)
iPhoneユーザーは、AppStoreアプリから直接Appleギフトカードを購入でき、支払い方法をPayPayに設定することでPayPayポイントが使えます。
購入金額は1,000円・3,000円・5,000円・10,000円の4種類から選べ、購入後すぐにコードが発行されます。
ただし、この方法はiOS端末限定であり、Androidユーザーは次に紹介するYahoo!ショッピング経由の方法を使う必要があります。
購入したAppleギフトカードのコードを買取業者に提出すれば、最短30分で銀行口座に振り込まれます。
購入手順
- iPhoneのAppStoreアプリを開く
- 画面右上のアカウントアイコンをタップ
- 「ギフトカードを送る」または「コードを使う」の近くにある「ギフトカードを購入」をタップ
- 金額を選択し、「次へ」をタップ
- 支払い方法で「PayPay」を選択(初回のみ設定が必要)
- 購入を確定すると、コードがメールまたはアプリ内で表示される
Yahoo!ショッピングでGooglePlayカードを購入
Yahoo!ショッピングでは、PayPayポイントを使ってGooglePlayカードを購入でき、iOS・Android両方のユーザーが利用できます。
購入金額は1,500円・3,000円・5,000円・10,000円から選べ、デジタルコード版なら購入後すぐにコードが表示されます。
Yahoo!ショッピングは定期的にポイント還元キャンペーンを実施しており、タイミングが良ければ5-10%のポイントバックも期待できます。
購入したGooglePlayカードのコードを買取業者に提出すれば、Appleギフトカードと同様に即日現金化が可能です。
購入手順
- Yahoo!ショッピングアプリまたはWebサイトにアクセス
- 検索窓で「GooglePlayカード デジタルコード」と検索
- 希望の金額を選択してカートに追加
- 購入画面で支払い方法を「PayPay」に設定
- PayPayポイントを使う設定にして購入を確定
- 購入完了後、注文履歴からコードを確認
買取業者への売却手順と換金率
ギフトカードの買取業者は100社以上存在し、換金率は業者によって80-90%と幅があるため、複数社を比較することが重要です。
大手買取業者の平均的な換金率は、Appleギフトカードが82-88%、GooglePlayカードが80-85%程度となっています。
初回利用者向けのキャンペーンで換金率が2-3%アップする業者もあるため、公式サイトで確認してから申し込むとお得です。
振込スピードは最短30分から24時間以内が一般的で、15時までに申し込めば当日振込に対応している業者が多くなっています。
売却手順
- 買取業者の公式サイトにアクセスして申込フォームを開く
- ギフトカードの種類と金額を選択
- ギフトコードを入力(画像アップロードが必要な場合もあり)
- 振込先の銀行口座情報を入力
- 身分証明書をアップロード(初回のみ必須)
- 申込内容を確認して送信すれば、審査後に振込
注意点
- 買取業者を選ぶ際は、運営会社の情報が明記されているか確認する
- 換金率だけでなく、振込手数料が別途かかるかも確認する
- ギフトコードは一度使用すると無効になるため、買取業者以外に教えない
- 詐欺サイトも存在するため、口コミやレビューを事前にチェックする
LINEポイントをAmazonギフト券に交換して現金化する方法
Amazonギフト券への交換は、LINEポイントの現金化方法として最もポピュラーで、買取業者の換金率も85-90%と高めです。
LINEギフトから簡単に購入でき、自分用に受け取ったコードを買取業者に売却すれば即日現金化が完了します。
LINEギフトでAmazonギフト券を購入する手順
LINEアプリ内の「ギフト」機能を使えば、LINEポイントでAmazonギフト券を直接購入できます。
購入は24時間いつでも可能で、購入後すぐにギフトコードが発行されるため、深夜でも手続きを進められます。
「友だちにギフト」ではなく「自分用に購入」を選ぶことで、自分のLINEアカウントでギフトコードを受け取れる点がポイントです。
購入後のギフトコードは、LINEのトーク画面に届くため、スクリーンショットで保存しておくと後の手続きがスムーズです。
購入手順
- LINEアプリを開き、ホーム画面右下の「ウォレット」をタップ
- 「ギフト」をタップして、ギフト一覧画面に移動
- 上部の検索窓で「Amazonギフト券」と検索
- 商品一覧から「Amazonギフトカード(Eメールタイプ)」を選択
- 「自分用に購入」をタップし、金額を選択(500円・1,000円・3,000円・5,000円など)
- 支払い方法で「LINEポイント」を選び、購入を確定
最低交換額500円と交換単位の注意点
LINEギフトで購入できるAmazonギフト券の最低金額は500円で、500円単位でしか購入できない制限があります。
例えば、1,200ポイント持っていても、500円×2枚=1,000円分しか交換できず、200ポイントは残ってしまいます。
この端数ポイントは、PayPayポイントへの交換(1ポイント単位で可能)や他のLINEギフト商品の購入に充てるのが賢い使い方です。
また、一度に購入できる上限金額も50,000円までとなっているため、大量のポイントを持っている場合は複数回に分けて購入する必要があります。
自分用購入の方法
LINEギフトは本来「友だちに贈る」機能ですが、「自分用に購入」オプションを選べば自分で受け取ることができます。
購入画面で「友だちにギフト」ではなく「自分用に購入」を選択すると、自分のLINEトークに自動的にギフトが届きます。
届いたメッセージ内の「ギフトを受け取る」ボタンをタップすると、Amazonギフト券のコードが表示される仕組みです。
このコードをコピーするか、スクリーンショットで保存しておけば、後で買取業者に提出する際に便利です。
買取業者で現金化する流れと即日換金のポイント
Amazonギフト券の買取業者は、AppleギフトカードやGooglePlayカードよりも換金率が高く、平均85-90%で買い取ってもらえます。
これは、Amazonギフト券の需要が非常に高く、買取業者側も転売しやすいため、高めの換金率を提示できるからです。
即日振込に対応している業者が多く、平日15時までに申し込めば最短30分で振り込まれるケースもあります。
ただし、初回利用時は本人確認に時間がかかることがあるため、急ぎの場合は午前中に申し込むのがおすすめです。
売却から振込までの流れ
- 買取業者の公式サイトで申込フォームを開く
- Amazonギフト券の金額を入力し、ギフトコードを貼り付け
- 振込先の銀行口座情報を入力
- 初回のみ、運転免許証などの身分証明書を撮影してアップロード
- 申込内容を送信すると、業者側で有効性を確認(通常5-15分)
- 確認完了後、指定口座に現金が振り込まれる
即日換金のコツ
- 平日の午前中に申し込むと、当日中の振込確率が上がる
- 土日祝日は銀行振込ができない業者もあるため、平日を狙う
- 換金率だけでなく「振込手数料無料」の業者を選ぶと実質的な手取りが増える
- 複数の買取業者を比較して、その時点で最も高い換金率を提示している業者を選ぶ
LINEポイントをその他のギフト券に交換して活用する方法
Amazon以外にも、スターバックス・ローソン・ミスタードーナツなど、日常生活で使えるギフト券が豊富に揃っています。
これらは現金化というより「実質的な節約」として活用でき、買取業者を経由しないため実質100%の価値で利用できるメリットがあります。
LINEギフトで交換可能なギフト券一覧
LINEギフトでは100種類以上のギフト券・電子チケットが購入でき、食費・日用品・娯楽費の節約に活用できます。
特に人気が高いのは、全国チェーンのコンビニやカフェで使えるギフト券で、現金の代わりとして日常的に使えます。
下記の表は、代表的なギフト券の種類と最低交換額、主な用途をまとめたものです。
| ギフト券名 | 最低交換額 | 主な用途 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| スターバックスeGift | 500円 | コーヒー・軽食 | ★★★★★ |
| ローソンお買い物券 | 500円 | コンビニ全商品 | ★★★★★ |
| ミスタードーナツギフトチケット | 500円 | ドーナツ・飲み物 | ★★★★☆ |
| サーティワンアイスクリーム | 500円 | アイスクリーム | ★★★☆☆ |
| すき家お食事券 | 500円 | 牛丼・定食 | ★★★★☆ |
| ケンタッキーフライドチキン | 500円 | チキン・セットメニュー | ★★★☆☆ |
| 吉野家デジタルギフト | 500円 | 牛丼・定食 | ★★★★☆ |
上記のギフト券は、買取業者を経由せずに自分で使えば実質100%の価値を保てるため、現金化より10-15%お得になります。
ローソン・スターバックス等の電子チケット
ローソンお買い物券は、全国のローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100で使えるため、汎用性が非常に高いギフト券です。
食品・日用品・雑誌など、コンビニで販売されているすべての商品に使えるため、実質的に現金と同じ感覚で利用できます。
スターバックスeGiftは、全国のスターバックス店舗で使えるデジタルギフトで、コーヒー1杯分から気軽に交換できます。
これらの電子チケットは有効期限が購入から180日〜1年程度あるため、すぐに使わなくても失効する心配が少ない点も安心です。
ギフト券を自分用に購入する手順
LINEギフトで自分用にギフト券を購入する手順は、Amazonギフト券と全く同じで非常に簡単です。
「友だちにギフト」ではなく「自分用に購入」を選ぶだけで、自分のLINEトークにギフトが届きます。
届いたギフトは、店舗でバーコードを提示するか、デジタルコードを入力することで利用できます。
例えばローソンの場合、レジで「LINEギフトで支払います」と伝え、スマホ画面のバーコードを見せるだけで決済が完了します。
購入手順
- LINEアプリのウォレットから「ギフト」を開く
- 使いたいギフト券(スターバックス・ローソンなど)を検索
- 商品ページで「自分用に購入」をタップ
- 金額を選択し、支払い方法で「LINEポイント」を選択
- 購入を確定すると、自分のLINEトークにギフトメッセージが届く
- メッセージ内の「ギフトを受け取る」をタップして、バーコードまたはコードを表示
PayPay証券を利用してLINEポイントを現金化する方法
PayPay証券を経由すれば、LINEポイントを投資に回してから現金化することができ、運用益が出れば95-100%以上の実質換金率も可能です。
ただし、株価の値動きによって損失が出るリスクもあるため、投資経験がある人向けの方法となります。
| サービス名 | PayPay証券 |
|---|---|
| 運営会社 | PayPay証券株式会社 |
| 口座開設費用 | 無料 |
| 最低投資額 | 1,000円〜 |
| 出金手数料 | 無料 |
| 出金スピード | 翌営業日〜翌々営業日 |
| リスク | 株価変動により元本割れの可能性あり |
LINE証券の事業再編とサービス終了の経緯
従来はLINE証券でLINEポイントを使った投資ができましたが、2023年7月にLINEポイントでの入金サービスが終了しました。
これは、LINE証券がPayPay証券に統合される事業再編の一環で、サービスの整理統合が行われたためです。
現在はLINE証券の新規口座開設も停止されており、既存ユーザーもPayPay証券への移行が推奨されています。
そのため、LINEポイントを証券投資で活用したい場合は、PayPay証券を新たに開設する必要があります。
PayPay証券口座の開設方法
PayPay証券の口座開設は、スマートフォンだけで完結し、最短で申込当日に取引を開始できます。
開設には運転免許証またはマイナンバーカードが必要で、スマホで撮影してアップロードするだけでOKです。
審査は通常1-2営業日で完了し、審査通過後すぐにPayPayポイントを使った投資が可能になります。
口座開設費用・口座維持費用はすべて無料のため、開設だけしておいてもコストはかかりません。
口座開設手順
- PayPay証券の公式サイトまたはアプリから「口座開設」をタップ
- メールアドレスを入力し、認証コードを受け取る
- 氏名・生年月日・住所などの基本情報を入力
- 運転免許証またはマイナンバーカードをスマホで撮影してアップロード
- 投資経験や年収などの質問に回答(投資初心者でも問題なし)
- マイナンバーを登録(マイナンバーカードまたは通知カードを撮影)
- 審査完了のメールが届いたら、初回ログインして取引開始
必要書類
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれか
- マイナンバー確認書類:マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票のいずれか
- 銀行口座情報:出金先として登録する銀行口座の情報(キャッシュカードを準備)
LINEポイント→PayPayポイント→金融商品購入→売却→出金の流れ
この方法は4つのステップを踏む必要があり、他の現金化方法と比べて手順が多く複雑です。
まずLINEポイントをPayPayポイントに交換し、次にPayPay証券でそのポイントを使って株式や投資信託を購入します。
購入した金融商品を売却すると、売却代金がPayPay証券の口座に現金として入金されるため、この現金を銀行口座に出金すれば現金化完了です。
注意点は、株式や投資信託は価格が変動するため、購入価格より下がった状態で売却すると元本割れするリスクがあることです。
現金化の流れ
- LINEポイントをPayPayポイントに交換(手数料無料・即時反映)
- PayPay証券アプリを開き、PayPayポイントを使って金融商品を購入
- 購入した金融商品を売却(売却タイミングは自由だが、価格が下がるリスクあり)
- 売却代金が証券口座に入金される(通常は翌営業日)
- PayPay証券の「出金」メニューから、登録した銀行口座に出金申請
- 銀行口座に現金が振り込まれる
出金手数料と着金までの期間
PayPay証券からの出金は手数料が無料で、何度出金しても追加コストがかからない点が大きなメリットです。
平日15時までに出金申請をすれば、翌営業日に銀行口座に振り込まれ、15時以降の場合は翌々営業日の着金となります。
例えば、月曜日の14時に出金申請すれば火曜日に着金し、月曜日の16時なら水曜日の着金というスケジュールです。
土日祝日は銀行の営業日ではないため、金曜日の15時以降に申請すると、翌週火曜日の着金になる点に注意しましょう。
LINEポイント現金化における重要な注意点
LINEポイントの現金化には、有効期限・本人確認・最低利用額などの制限事項があり、事前に把握しておかないと失敗する可能性があります。
特に有効期限とLINE Payのサービス終了は見落としやすいポイントなので、必ず確認してください。
LINEポイントの有効期限180日と延長方法
LINEポイントは最後にポイントを獲得した日から180日間(約6ヶ月)で失効するため、定期的にチェックが必要です。
この180日というのは「保有している全ポイントの期限」ではなく、「最後の獲得日からの期限」という点が重要です。
つまり、新たにポイントを獲得すれば、その日から再び180日間延長されるため、実質的に無期限で保有できます。
例えば、LINEショッピングで100円分のポイントを獲得するだけで、すべてのポイントの有効期限が180日延長される仕組みです。
有効期限を延長する方法
- Visa LINE Payクレジットカードで買い物をしてポイントを獲得
- LINEアプリ内の「LINEポイントクラブ」で動画視聴やミッションクリアでポイントを獲得
- LINEショッピング経由でネット通販をしてポイントバックを受ける
- LINE Payの「チャージ&ペイ」で支払いをしてポイントを獲得
本人確認の必要性と利用限度額
PayPayポイントへの交換やPayPay証券の利用には、PayPayアカウントでの本人確認が必須となります。
本人確認をしていない「LINE Cash アカウント」の状態では、PayPayへの送金や証券口座への入金ができず、現金化の選択肢が大きく制限されます。
本人確認を完了した「LINE Money アカウント」になると、1日あたり10万円までの送金・出金が可能になります。
本人確認は、運転免許証やマイナンバーカードをスマホで撮影するだけで完了し、通常5-10分で審査が終わります。
各現金化方法の最低利用額と制限事項
現金化方法によって最低利用額が異なるため、手持ちのLINEポイントに応じて適切な方法を選ぶ必要があります。
特にAmazonギフト券は500円単位でしか交換できないため、端数ポイントが無駄になりやすい点に注意が必要です。
下記の表で各方法の制限事項をまとめたので、自分のポイント残高と照らし合わせて確認してください。
| 現金化方法 | 最低利用額 | 交換単位 | 1回の上限額 | その他の制限 |
|---|---|---|---|---|
| PayPayポイント交換 | 1ポイント | 1ポイント単位 | 制限なし | PayPayアカウント必須 |
| Amazonギフト券 | 500ポイント | 500ポイント単位 | 50,000ポイント | 端数が残りやすい |
| Appleギフトカード | 1,000ポイント | 1,000ポイント単位 | 50,000ポイント | iOS端末が必要 |
| GooglePlayカード | 1,500ポイント | 1,500ポイント単位 | 50,000ポイント | – |
| PayPay証券 | 1,000ポイント | 1ポイント単位 | 制限なし | 証券口座開設が必須 |
表から分かる通り、少額のポイント(500ポイント未満)を現金化したい場合は、PayPayポイントに交換して実店舗で使うのが最も効率的です。
LINE Payからの移行とPayPay活用の推奨
LINE Payは2025年4月30日にサービスを完全終了するため、それ以前にPayPayへの移行を済ませる必要があります。
LINE Pay残高は自動的にPayPayに移行されず、ユーザー自身で手続きをしないと残高が消滅する可能性があります。
移行手続きは、LINE Payアプリ内の「設定」→「PayPayへの移行」から実行でき、約5分で完了します。
今後LINEポイントを活用する場合は、PayPayを中心としたエコシステムに移行する前提で、早めにPayPayアカウントを作成しておくことをおすすめします。
LINEポイントの現金化でよくある質問
LINEポイントを楽天ポイントに交換できますか?
LINEポイントから楽天ポイントへの直接交換はできません。
LINEと楽天は別々の企業が運営するポイントシステムのため、公式な交換ルートが存在しないためです。
どうしても楽天ポイントが欲しい場合は、LINEポイントでAmazonギフト券を購入してから、金券ショップやフリマアプリで楽天ポイントギフトカードと交換する方法がありますが、換金率が下がるためおすすめできません。
LINEポイントをLINE Pay残高に直接チャージできますか?
現在はLINEポイントをLINE Pay残高に直接チャージすることはできません。
このサービスは2019年12月末に終了しており、それ以降はPayPayポイントへの交換が推奨されています。
さらに、LINE Pay自体が2025年4月30日にサービス終了となるため、今後はPayPayを活用する方向にシフトする必要があります。
LINEポイントの現金化で最も換金率が高い方法は何ですか?
実店舗で使う前提なら、PayPayポイントに交換して加盟店で利用する方法が実質100%で最も換金率が高くなります。
銀行口座に現金として振り込んでもらいたい場合は、Amazonギフト券を買取業者に売却する方法が85-90%の換金率で最も効率的です。
PayPay証券で投資して売却する方法は、値上がりすれば100%以上も可能ですが、値下がりリスクもあるため投資経験者向けとなります。
Amazonギフト券は自分用に購入して現金化できますか?
はい、LINEギフトの「自分用に購入」機能を使えば、自分のLINEアカウントでAmazonギフト券を受け取り、そのコードを買取業者に売却して現金化できます。
購入後はLINEのトーク画面にギフトコードが届くため、それをコピーして買取業者のサイトに入力するだけで手続きが完了します。
自分用購入は何度でも可能で、500円から50,000円まで自由に金額を選択できます。
LINEポイントの現金化に手数料はかかりますか?
PayPayポイントへの交換は手数料無料で、1ポイント=1円の等価交換が可能です。
ギフト券を買取業者に売却する場合、換金率が80-90%のため、実質的に10-20%の手数料が差し引かれることになります。
PayPay証券経由の現金化は出金手数料無料ですが、株価の変動により元本割れする可能性があるため、手数料以外のリスクも考慮する必要があります。
